たくさんのグッバイ

By | 3月 21, 2017

一昨日19日の卒業式の余韻でまだほてっている。今年はゼミ生18名とクラス20数名を送り出せた。留学した人を除くとゼミは全員が卒業。特筆すべきはクラスもほぼ全員が卒業で、クラス担当の私が直接卒業証書を手渡した。これだけそろって卒業できたのは初めてじゃないかなあ。クラスが機能してきたという証しだと思いたい。写真はいっぱい撮られた。いくつかの写真を掲げよう。私のゼミとクラスではネット公開用の写真では乃木坂由来の指望遠鏡をしてもらうことにしている。『渋谷物語』はゼミ卒業生がシューカツ中に書いたエピソード集。この本に書いた解説で野村ゼミ11期生のことをまとめてある。グッバイではあるが、SNSが幾重にもあるので、ずっと緩くつながっていよう。「原宿ナウマン象の記憶」

卒業式終了。渋谷へ移動。

By | 3月 19, 2017

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経済学部新入生・新2年生の個人的質問窓口

By | 3月 18, 2017

国学院大学経済学部教授の野村です。4月から経済学部に来る人、5月に始まるゼミ募集を気にしている新2年生の人、質問があればnomura【あっとまあく】kgi.tokyo にどうぞ。Twitterのメッセージでも、Facebookのメッセンジャーでもどうぞ。

野村ゼミ平成29年度SYLLABUS

By | 3月 14, 2017

科目名 教員名
演習1(2) 野村一夫

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷 後期 土曜 3時限 2 2

講義概要

授業のテーマ

トランスメディア環境におけるクリエイティブの条件

授業の内容

 今年から野村ゼミは第2章に入る。従来はメディア文化論をテーマにサブカル寄りに運営してきたが、今年からクリエイティブ養成に特化して硬派路線に転じることにした。サブカルの対抗的文化意義は大きく変わり、今ではごく普通のことになっている。その陳腐さを超えたい。多様なメディアが情報の玉突きをするトランスメディア環境において、多彩な能力を発揮するプロデューサー的存在になるためのレッスンを主軸にする。
 たとえばプロジェクトとかコーディネイトとかイベントなどと呼ばれる出来事を企画して、さまざまな人・物・組織・情報・お金をつなぐ人が求められている。「つなぐ人」がいなければ「飛騨の職人さん」も「一級建築士」も「コピーライター」も「カメラマン」も「アーチスト」も仕事にならない。この複雑な社会の中で、それらの人たちを出会わせる人たちが必要なのである。ちゃんと適切に「つなぐ人」が、多くの人びとや組織を創造的なネットワークに組み入れるのである。
 「つなぐ人」に必要な知識と能力は何かをいっしょに考えよう。そして有能な「つなぐ人」を目指そう。つまり、君がメディアだ。

到達目標

(1)現在のトランスメディア環境について総合的に知識を学ぶ。ジャンルや技術の枠組みにとらわれない視野を獲得する。
(2)速攻で何でも作ってしまうクリエイターとして、いつも作品あるいはプロダクツを制作できる人になる。
(3)即興的に自在なコミュニケーションができる人になる。
(4)誰にも負けない読書力をつける。
(5)好きとか嫌いとかにとらわれない高いレベルの対話的知性をゼミに生み出す。

授業計画

 
第1回 チームごとに自分の物語を語り合う。つまり語るだけではなくお互いに突っ込みを入れるレッスン。ゼミ生の人数によって長引く場合もありうる。

【準備学習 90 分】

⇒自分の物語を考えてくる。メモ程度の準備でいいが、20分は語れるようにしよう。
第2回 チームごとにマイ・フェイバリット・シングスを語り合う。趣味や好みは早めに出し切ろう。プレゼン環境はある。。iPhoneならHDMIでモニターに表示できる。AndroidやパソコンもHDMI端子に接続できるアダプターを用意すること。

【準備学習 90 分】

⇒自分の趣味的領域についてメモ程度の準備をする。同時に見せられるものなどがあれば用意する。
第3回 チームごとにラジオトークを収録する。

【準備学習 90 分】

⇒自分のメインテーマを整理しておく。メモ程度でよい。
第4回 Facebookのレッスン。その他のSNSとクラウドサービスのレッスン。これらはチーム単位でおこなう。

【準備学習 90 分】

⇒ゼミ内で公開できるアカウントを用意すること。
第5回 ブックレビューのレッスン。チームで1冊を分担してプレゼンに備える。

【準備学習 90 分】

⇒SNSとクラウドサービスを使ってみて慣れること。
第6回 ブックレビューのプレゼン大会。

【準備学習 600 分】

⇒課題図書の分担部分を読み、チームで共有する。その上でプレゼン向けのパワポなどを制作する。打ち合わせなどはSNSでやるか研究室でやるとよい。
第7回 ブックレビューによる新書制作(1)チームで回し読みして提出。

【準備学習 600 分】

⇒完成原稿を書く。文体や書き方は事前に統一する。
第8回 ブックレビューによる新書制作(2)トッパンエディナビを使用してチームごとに入力する。

【準備学習 90 分】

⇒個人執筆ではなく共同執筆にするため、チームで原稿の調整が必要。
第9回 ゼミ企画会議。後半のプロジェクトを起案する。プロダクツ(作品)は何でもよいが、トランスメディア的作品とする。どういうことかについては説明する。

【準備学習 300 分】

⇒各自、企画を考えてくる。企画書あるいはプレゼンで提案できるようにする。
第10回 新書の完成。オンデマンド印刷したのが到着するので、それについて反省的に語り合う。企画会議の続き。

【準備学習 90 分】

⇒企画の練り込みをする。
第11回 企画会議。テーマを決定して、具体的準備に入る。チーム設定、ToDoリスト、手順、スケジュールなどを決める。

【準備学習 90 分】

⇒企画の練り込みをする。
第12回 企画プロジェクト制作(1)

【準備学習 900 分】

⇒具体的制作に必要なものを用意する。
第13回 企画プロジェクト制作(2)

【準備学習 900 分】

⇒きっと何かを集中的にやっているはず。
第14回 企画プロジェクト制作(3)仕上げ。

【準備学習 900 分】

⇒あとがないので、とにかく間に合わせる。
第15回 プレゼン大会。作品鑑賞。振り返り。

【準備学習 90 分】

⇒プレゼンの準備。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

受講に関するアドバイス

2年生後期は土曜日の3時限目にゼミが設定されている。3年生4年生はウイークデーになると思うが2年生のうちは「土曜日だから遊びたい」ではなく「土曜日だから勉強したい」くらいの「自分のレベルを高めたい」という気持ちで受講してほしい。作品制作を主軸にするので、この時間枠だけでは収まらないはずである。ゼミの前後は空けておいてほしい。とは言うものの、いわゆる「お勉強」スタイルではなく、チームでの作品制作というスタイルでの学びになるので、それなりの充実感は得られるはずである。アクティブラーニングが楽しかったという人は是非!

成績評価の方法・基準

 
評価方法 割合 評価基準
平常点 100% 作品制作・プロジェクト制作への参加と貢献度によって評価する。

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体を加点の対象とすることはできません。

注意事項 全回出席が大前提。ゼミの現場は土曜3時限目だけとはかぎらない。いつでも応答することを求めたい。私もいつでも応答するつもりである。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

アビー・コバート『今日からはじめる情報設計』BNN、2015年。
花村太郎『知的トレーニングの技術』ちくま学芸文庫、2015年。
ヘンドリー・ウェイジンガーほか『プレッシャーなんてこわくない』早川書房、2015年。
キャシー・サリット『パフォーマンス・ブレークスルー』徳間書店、2016年。
チップ・ハースほか『アイデアのちから』日経BP社、2008年。
江崎浩『インターネット・バイ・デザイン』東京大学出版会、2016年。
ナンシー・デュアルテ『ザ・プレゼンテーション』ダイヤモンド社、2012年。
『標準編集必携 第2版』日本エディタースクール、2002年。
スティーブン・デスーザほか『「無知」の技法』日本実業出版社、2015年。
アンドリュー・ニューバーグほか『心をつなげる』東洋出版、2014年。
イタマール・サイモンソンほか『ウソはバレる』ダイヤモンド社、2016年。
タイラー・コーエン『インセンティブ』日経BP社、2009年。

参考文献

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
世界の言語入門 黒田龍之介 講談社 講談社現代新書
多言語学習の練習帖 浜田邦裕 世界思想社  
異文化理解力 エリン・メイヤー 英治出版  
コンテキストの時代 ロバート・スコーブルほか 日経BP社  
僕たちは「新しい技術」で生き残る dots. 日本実業出版社  
〈インターネット〉の次に来るもの ケヴィン・ケリー NHK出版  
未来化する社会 アレックス・ロス ハーバーコリンズ・ジャパン  
「戦略」大全 マックス・マキューン 大和書房  
ダイアローグ デヴィッド・ボーム 英治出版  
HARD THINGS ベン・ホロウィッツ 日経BP社  

参考文献コメント

企画に応じて参考文献を探してくることになる。自分たちで探すのだ。
教科書・参考文献として挙げた文献はアカデミックなものではなくビジネススキルに関する入門書である。これらを読んで「クリエイティブ・マインドセット」を自分の中とゼミの中に構築してほしい。これは切なる願い。

参考になるウェブページ

私のネット活動と著作を随時参照すること。私を見るのではなく、私が見ているものを見よ。
20世紀の社会学系のお仕事 http://www.socius.jp
現在進行形で私が見ているもの考えていること http://fb.me/nomurakazuo
大学教育について考えていること http://fb.me/sociorium
FB中心になる前のブログ http://www.nomurakazuo.jp

オフィスアワー

火曜日・水曜日・土曜日の2時限目から4時限目まで。事前に連絡していただければ対応します。

Socius再設定

By | 3月 14, 2017

別のサーバーに引っ越ししようとしたソキウスを元に戻しました。DNSサーバーを2回も変更したので、まだsocius.jpだけでは表示できませんが、socius.jp/index.htmlで元通りに表示されます。完全に浸透するには、まだかかりそうです。ってなことをやっているヒマはそもそもないので後回し。新年度になったら、ソキウスも変えないと。今日は今年度最後の教授会・全学教授会・退職先生送別会。ずっとこらえていた花粉症が昨日から俄然暴れ出したので今日の課題は「いかにさりげなく鼻をかむか」。

AMC工事始まる

By | 3月 13, 2017

楽しみ〜〜!

村上直之先生のこと

By | 3月 13, 2017

昔の投稿が残っていたので出しておく。2年前か。

昨日、フェイスブックを見ていたら村上直之先生の教え子らしい女性の追悼文が載っていたので、何が起こったのか彼女にコメント欄で訊いたところ、ひと月ほど前にお亡くなりになっていたとのことだった。昨年末にはフェイスブック上で親しくコメントし合っていて、村上先生が改訳版を出されたベッカー『アウトサイダー』を買って、それが引き金で、私はちょっとしたベッカー・ブームだったのである。この本に並ぶ古典を翻訳中だとのことで、楽しみにしていた。今は構築主義と言えばだれでも知っているが、この先生とチームの先生方は、その先駆的仕事をもうずいぶん前になされてきたのである。私がお会いしたのは、ほんの数回であるが、親しくしていただいて感謝している。映画評論に没頭されている時期があって、しばらく社会学から離れていらっしゃったようだが、この先生の目の付け所はすばらしいのである。それだけにとても残念である。フェイスブックで訃報を知ったのは今回が初めてだ。

ポートフォリオとは?

By | 3月 13, 2017

このブログをポートフォリオにするかと思いついて言葉の意味を確認したところ。これがよくできている。

ポートフォリオとは

大学の新サイトのプレビュー

By | 3月 12, 2017

本の大学キャンペーンの動画が流れている。なかなか綺麗だよ。

新しい大学サイトのプレビュー

クリス・トーマス作品を聴く

By | 3月 12, 2017

今夜はクリス・トーマスのプロデュース作品を聴いている。昔はこういうのが好きだった。

クリス・トーマスのプロデュース作品

朝飯前の仕事のはずが

By | 3月 12, 2017

今朝も5時に起きたので「朝飯前の仕事」としてサイトの手直しをし始めたところ、このサイトを別のサーバーに移築し、ついでに分散させていたサイトをここに読み込んで「だいたいこんなものだろう」という面持ちで1つのウィジェットをインストールしたらコントロール画面もスクリプトだらけになって、元に戻らず、1からやり直し。2年分のデータが喪失。さらにMoodleをインストールするために新規にレンタルサーバーを借りて設定するも、うまく行かず、さらにこのさいソキウスも移築しようと思い立ってファイルを移したもののドメイン設定に失敗してしまったので元に戻すが、こういうものはすぐに反応するわけでもないので今日は寝て待つことにした。暇ができたらサイト構築を全面的にやり直そう。

ブログから共有

By | 3月 11, 2017

はからずも今日はサイト移築をすることになった。トラブルがなければ、この時期にそんなことはしないんだけど。しばらくはブログからSNSに共有するやり方でやってみよう。

リコンストラクション

By | 3月 12, 2017

WordPressにはウィジェットというのがあるのですが、思いつきでインストールしたのがダッシュボードまでスクリプトを散乱させたので、やむなく現時点でのコンテンツを諦めて、昔のnomurakazuo.comに戻しました。今考えるとWordPressの再インストールをすればコンテンツは残ったのかもしれません。私もあきらめが早いので、サクッと削除して1からやり直しました。やれやれ。

というわけで、inforium, sociorium, econorium, librariaをいったん統合しました。Google+とFacebookページとTwitterと連携させました。

フェイスブックへ集約中

By | 7月 3, 2016

領域ごとにブログを設定してきましたが、猛烈に忙しくなって、いちいちデザインなどをいじる余裕がなくなってきました。しかし、書きたいことは相変わらずたくさんあるので、最近はFacebookに書いています。分類ができずに、しかもタイムライン中心ですので、探すのは難しいかもしれませんが、毎日必ず投稿していますので、こちらをフォローしていただければ幸いです。

フェイスブックでライフハックしています。基本「公開」モードでやっています。
「野村一夫 シブヤイーストのノマド教授」http://www.facebook.com/nomurakazuo

フェイスブックページでキャンパスで考えたことを書いています。カバーの「いいね!」をするとフォローできます。
「野村一夫 国学院大学経済学部教授・社会学者」http://www.facebook.com/sociorium

フェイスブックに集約中

By | 7月 3, 2016

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Facebookに集約中

By | 7月 3, 2016

領域ごとにブログを設定してきましたが、猛烈に忙しくなって、いちいちデザインなどをいじる余裕がなくなってきました。しかし、書きたいことは相変わらずたくさんあるので、最近はFacebookに書いています。分類ができずに、しかもタイムライン中心ですので、探すのは難しいかもしれませんが、毎日必ず投稿していますので、こちらをフォローしていただければ幸いです。

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ガーリー総論を移動

By | 1月 17, 2016

いじっているうちにレイアウトが崩れてしまったので、別のサイトに移しました。印刷ヴァージョンはこちらでご覧ください。http://www.socs.jp

ガーリー総論

By | 1月 3, 2016
 基礎演習Bの最終テーマは「女子経済学入門──ガーリーカルチャー研究リポート」である。なぜ「ガーリー」なのかというと、現代日本の経済・社会・文化において際だった創造的なカテゴリーだと感じるからである。とりわけポピュラーカルチャーとサブカルチャーの領域においては、ある種の美意識が駆動力になっており、それはたんに「女性性」には還元できない何か独特のチカラであると感じる。それが「ガーリー」である。従来は「カワイイ」として括られてきたが、この十年間に「女子」という言葉が急速に浮上するようになり、それとともに「ガーリー」領域の輪郭も見えてきたと感じる。
 その私の直感に沿って歴代の野村ゼミ(メディア文化論)では多くのケース研究をしてきた。今回は、そのために集めてきた文献を中心に一気にクラスで手分けして書いてみようという試みである。クラスのメンバーは、ほとんど十代である。メンバーにとっては、とっくに「歴史」になっている現象も多いと思う。それを「遅れてきた人」の視点から見るとどうなるかを読んでみたい。
 
●少女マンガからL文学へ
 そもそもガーリーなるものが明確に造形されたのは一九七〇年前後に大きく開花した少女マンガというジャンルである。もちろんこれは一気に花開いたわけではなく前史があって、それは戦前の吉屋信子の少女小説であったり、『赤毛のアン』であったり、手塚治虫の「リボンの騎士」であったり、その手塚に大きな影響を与えた宝塚歌劇団であったりする。これらは「少女」と括られる存在に焦点が当てられていた。「大人として成熟しない女子」それを巨大なジャンルとして確立したのが少女マンガであった。
 一九七〇年代の少女マンガに関しては、すでに古典的価値が認められており、多くの評論も出ている。なかでも初期の肯定的評価として代表的なものは、橋本治『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』(北宋社、一九七九年)である。この本は今は河出文庫版で読める。この本で論じられている作家は、倉田江美、萩尾望都、大宅ちき、山岸凉子、江口寿史、鴨川つばめ、陸奥A子、土田よしこ、吾妻ひでお、大島弓子である。彼女たちが描いた「純粋少女」の多彩な諸領域は、当時の女子だけでなく、男子たちをも魅了した。私も多くの作品を同時代に読んでいる。高校時代にツェッペリンやプログレに凝っていた男子が大学生になって少女マンガを読んだりアイドルに熱を入れたりしていたのである。そこに何か新しい美意識を感じていたと思う。
 このジャンルが再発見した「純粋少女」の世界は、のちに多産なコバルト文庫を生み出し、広範な文化領域に育つ。たとえば吉本ばななの文学的出発点は大島弓子の少女マンガである。それが九〇年代にはすっかりメインストリームになって、江國香織、角田光代、川上弘美、小池真理子、唯川恵たちのいわゆる「L文学」となる(齋藤美奈子編著『L文学完全読本』マガジンハウス、二〇〇二年)。彼女たちは、たんに女子世界の機微を描くエンターテイメントを提示しただけでなく、高い文学性も獲得していく。おそらく、それらは男性中心(マッチョであれ病み系であれ)の近代日本文学では語り得なかった領域だったのだと思う。
 
●ファッション
 女子ファッションの世界も一九七〇年代に自律的領域に高次化する。既製服の時代は六〇年代からで、それが主流になるのが七〇年代である。この先頭世代は「アンアン」と「ノンノ」に始まる新タイプの女性ファッション誌の編集者・モデル・読者であり、ショップの店員であった。この世代の代表として私と同い年(還暦!)のモデル・久保京子のケースを見てみよう。久保京子『わたしたちは、こんな服を着てきた』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、二〇一五年)によると、ヘップバーンのサーキュラースカート、ツイッギーのミニスカート、パンタロン、ベルボトムジーンズは六〇年代。ストレートヘア、マキシスカート、メイクとネイル、Tシャツ、トレンチコート、そしてDCブランドが七〇年代。何でもかんでも肩パッドの八〇年代、バブル末期のボディコン、本物志向の上質なリアルクローズの九〇年代、そして二一世紀のファストファッション。
 この流れは、今から見ると、ほぼリアルクローズの領域である。なぜなら、それらはちょっとムリすれば買えるものであり、ファッション誌は半ばカタログとして商品がどこにありいくらであるかを表示していたのであるから。もちろんグレードの差はあるにしても、である。とりわけ「ヴァンサンカン」とその姉妹紙「ヴァンテーヌ」は長く高級路線を貫き、とくに後者は高度なファッション・リテラシーの教科書的存在となった。他方、「オリーブ」はファッションだけでなく、ライフスタイル全体のガーリーなコンセプトを提示しつづけ、知性派ガーリースタイルを確立した。エッセイスト酒井順子のガーリー哲学は、もともとこの雑誌に由来するものであり、それが年齢を重ねてもいいさかも揺るがない美意識であることを彼女自身が表現している。
 メンズの窮屈な「定番志向」に対するレディースの軽やかな「トレンド志向」の構図は、約半世紀続いてきた。いつも新しい流れは女子が作ってきたのである。デザインやビジネスは男性たちが働いていたことはたしかだが、それを競争的に受容してきた女子層の分厚い消費者が文化的な感受能力を発揮してアパレル経済圏を支えてきたのだ。
 その中でさまざまなスタイルが分岐している。この厚みの中だからこそ、その内部で差異化戦略が作動して、多様なテイストが成長していると考えていいと思う。
 その中で注目したいテイストこそ「ガーリー」テイストなのである。広域渋谷圏において特定すれば、おそらく原宿あたりが発信地。代官山や青山や表参道のような「大人」テイストに対して、カラフルで装飾過剰で軽みのある脱デザイン理論的なファッションがその特徴である。代表的存在が増田セバスチャンの世界であり、それを体現している「きゃりーぱみゅぱみゅ」である(増田セバスチャンのサイトはhttp://m-sebas.asobisystem.com/およびhttps://twitter.com/sebastea)。
 かれらの世界はとても洗練されているが、それでも「ぎりぎりセーフ」感はある。じつは「ぎりぎりアウト」でもちっともかまわないのだ。このガーリーテイストには、それを実践する人たちに創作(あるいは二次創作)の余地があるのだ。大人の女性としてふさわしい「上質な無地のファッションにアクセサリー1点」なんてルールに縛られるのを拒否しているのはあきらかで、「下妻物語」の深キョンのゴスロリとまったく同質なのである。自分の工夫で何を足してもかまわない。大人の引き算をしないのだ。いわゆる「ひらひら、ふわふわ」ひたすら足し算を生きる。私はそこにガーリーファッションの「抵抗の哲学」を読み取る。
 
●アイドルグループ
 そうした先鋭的表現がリアルクローズ化したのが、二〇〇五年以降のアイドルグループだと私は位置づけたい。リアルクローズ化ということは、つまり身近でガーリーな「ロールモデル」になっているということである。
 女子高生風の制服集団がロールモデルになり得るだろうか。エロを求めるオタク男子に差し出されたカワイイ生け贄たちなのだろうか。そういう疑問はありうる。
 しかし、それはちがうと思う。なるほど地下アイドルやキャバクラ嬢や夜の街をさまようJKたちは、かなりかわいそうな生け贄状況を生きていて「なんとかならんか」と思うが、私たちが知っているメジャーなアイドルたちは、その中の勝者である。それゆえ「ロールモデル」になっていると思う。
 AKBは女子の生き方の典型的なロールモデルである。チアガールか体育会系の「勝利を信じて全力でことにあたる」生き方を体現している。「どんな条件でも、自分たちでなんとかする」というのが重要なポイントであって、ステージ上にはハプニングがいつも用意されていて、いかにそれを乗り越えるかが「隠れたカリキュラム」になっている。前向きな(前のめりな)努力の結果としての女子像がここで提示されている。
 それに対して乃木坂は、後発な分、よく考えられていて、ガーリー特有の線の細さに特化しているように見える。少女マンガのように、いつも繊細な女子像である。それは乃木坂のCDの付録映像に典型的に表現されている。ちなみに、ここは映像作家たちの実験場になっていて、これを見るためには三つのタイプを購入しなければならないのがやっかいだが、古いものはYouTubeにたくさんある。私は「乃木坂浪漫」シリーズですっかり感心してしまった。これは太宰治あたりまでの近代文学の朗読シリーズである。これらの作品群については『乃木坂46 映像の世界』(MdN EXTRA Vol.3、二〇一五年)を参照してほしい。
 ちがいはたくさんあるが、しかし、両者に共通なのは、多彩なロールモデル、チームワーク、ドキュメント性である。それは徹頭徹尾ガーリーな物語で、彼女たちのドキュメンタリー映画や裏トークなどは必然なのである。たとえば公式インタビューを参照してほしい。週刊朝日編集部編『あなたがいてくれたから』(朝日新聞出版、二〇一三年)と篠本634『乃木坂46物語』(集英社、二〇一五年)。ここには、ほとんど男子は出てこない。男子はファンたちと裏方さん(プロデューサーもマネジメントも職人さんも)である。
 あと、両方に共通しているのは、地方の女子校のノスタルジックなイメージが再現され続けているということである。全国展開するためのしたたかな戦略ではあるにしても、それが「ご当地アイドル」に直結していることは「あまちゃん」で、すでにはっきりしている。そして女子校。女子だけの世界であれば、かえって多彩な女子像が描ける。
 また、アイドルではないが、オシャレな女子に人気があるのがE-girlsである。こちらはプロフェッショナルなエンタティナー路線。総じて明るいガーリーテイストだが、E-girlsを構成するFlowerというグループは、もっぱら切ないガーリーテイストであって、女子に人気がある。ガーリーなロールモデルも分岐しているということである。この多彩さにも注目しておきたい。さらに東京ガールズ・コレクションでランウェイを歩くようなガーリーなモデルたちも、もっぱら女子たちに人気のロールモデルである。近年、彼女たちのファッションブックが相次いで出版されていて、それらは「こうなるためのマニュアル公開」のようである。
 視点を変えて労働経済学・労働社会学的に着目しておきたいのが、表現系若年女子労働の問題である。ガーリー領域の担い手たちは、そもそもデビュー自体が難関であり、活動できるようになっても激しい競争構造に放り込まれる。人気が出ても浮き沈みがあり、たとえばAKBでは「組閣」と呼ばれる人事異動が頻繁にある。しかも若いメンバーの大量加入によって、トップランクのメンバーも追い詰められている。表現系ゆえに個性の強い女子が集まるから衝突もあり得る。たとえば「ももクロ」の歴史はそういう葛藤の歴史であったりする。
 
●こじれた女子
 ガーリーなイマドキ少女マンガはないかと探して読んでみたのが『楽園』という季刊誌だった。白泉社なので王道だと踏んだ。とりわけ表紙を担当しているシノザワカヤの作品を読んでみると、言葉が多層的であるのに驚く。だいたい四層構造である。
(1)発話されたはずの吹き出しの言葉
(2)それに対する自分ツッコミの内声の言葉
(3)絵柄に埋め込まれた状況提示(空気感)の言葉
(4)作者が代理している神様か天の声のような倫理的な言葉
 この四層構造の中で主人公は立ちすくんで身動きできないでいる。これを「こじれた女子」と呼んでいいと思う。
 近年注目されているルミネのポスターが提示するのも、「こじれた女子」を抱えながらも突破口を探す、なんとも健気な女子像である。最近、若干の事故も生じたが、それも「こじれ」を表現するための伏線にすぎない。Pinterestでポスターをコレクションしてみたら、なかなかな味わい深いコンテンツである(https://www.pinterest.com/sociorium/)。
 
●大人女子
 ガーリーは美意識である。若いときにガーリーカルチャーの洗礼を受けて自分の世界観を構築してきた人が、結婚・出産・子育てなどを機に「卒業」することはない。美意識というものは、それほど脆弱なものではないような気がする。その代表的ロールモデルが蜷川実花である。カラフルでガーリーな世界観を徹底的に追求する彼女の作品は、その実生活とともに高い支持を得ている。
 そういうガーリー志向の大人女子の「言い分」をよく表現しているのは、「オリーブ少女」のエッセイスト酒井順子と、『貴様、いつまで女子でいるつもりだ問題』を書いたジェーン・スーであろう。ちなみに後者の「貴様」とは四〇代になった自分のことである(幻冬舎、二〇一四年)。
 カワイイカルチャーは低年齢の女の子を志向している。それは幼稚化とも言える。それに対してガーリーカルチャーは必ずしも幼稚化ではないのだ。手元にある月刊誌『LARME』(〇一八号、徳間書店、二〇一五年)の背表紙にはこう書いてある。「私たちは女の子として戦っていく」と。表紙にはSWEET GIRLY ARTBOOKと表示しているこの雑誌の基調は、徹底した美意識のありようの宣言のようである。これにはきっと続きがあるにちがいない。ガーリーテイストを貫く大人女子たちが一斉に街に出る日が来る。
 
●ガーリーな男子
 昨今、男子もガーリー化している。
 たとえば手元にある『POPEYE』最新号の特集は’Thank you, Olive! もっとデートをしよう。そして彼女を笑顔にしよう。」である(二〇一六年一月号)。デートの仕方を伝授するのはポパイのお家芸だが、今回ここで教授されるのは「男子が女子の文化領域に積極的に入っていこう」というメッセージである。「俺についてこい」でもなく「君が行きたいところに行こう」でもなく、「自発的にガーリーな文化領域に習熟して、積極的にガーリー領域をいっしょに楽しもう」ということである。これは価値観と美意識を共有するということである。ムリにではない。自然に、である。体育会系やビジネスマン系の文化からは離脱して、ガーリー領域に居場所をみつけた男子たちである。ガーリーの方が俄然おもしろいと感じる男子たちだ。
 これには教員としていろいろ思い当たることがある。ちなみに今一番モテる男子は、こういうガーリーな男子である。その他の男子諸君は気がついているだろうか。
 たとえば、アイドルのところではふれなかったが、アイドルのオタクな男子ファンは、じつはかなりガーリーな人たちなのである。いわゆる肉食系ではない。アイドルとかれらのあいだには異性への恋愛感情もあるけれども、むしろ女子同士の友情的な感情に近いものが存在している。見た目で判断してはいけない。かつてのアイドルファンと言えば、たとえば大場久美子のコンサートなんか、強引にステージに上がって抱きつこうする男子がたくさんいて、ボディガードが次々にそういうファンを突き飛ばしている渦中で歌っていたりするのである。ちがうのは後期の山口百恵ファンだけで、そこは例外的に圧倒的に女子が多かったが、それは今のアイドルファン女子に通じるものがあった。「女子が女子に憧れる」「男子も女子の心で応援する」そこらあたりを理解しないとアイドル現象はわからない。
 さて、ガーリー化する男子は、たいていファッションから入る。いわゆるオネエキャラの芸能人もたいていファションから入っているし、今もずっとオシャレであろうとしている。ごく一時期に使われた「メトロセクシュアル」がそれに相当する(マイケル・フロッカー『メトロセクシュアル』ソフトバンククリエイティブ、二〇〇四年)。
 これとはまったく別系統だが、いわゆるハードロックの人たちも同じで、レッド・ツェッペリン時代のジミー・ページなんか女の子みたいだった。ロック系には、今でもそういう美意識が連綿と引き継がれている。ヘヴィメタルがそうである。歴史的には「ピーコック世代」と呼ばれたこともある。スーツにネクタイという大人のスタイルに対する抵抗表現であった。ただし革ジャンのパンク系とは異なる系譜である。
 この文脈を広げて概観してみるとトランスジェンダーの領域がある。最近では安富歩・東大教授の例が注目を浴びた。かれ(あゆむ)は満州国の研究でデビューした経済学者で、その後、オルタナな経済学の可能性を追求する著作をたくさん出していたが、9.11のあとの原発に関する専門家たちの説明に対して『原発危機と東大話法』(明石書店、二〇一二年)を書き、広く注目された研究者である。その先生が、突然、女子化したのである(あゆみ!)。最新刊の『ありのままに』を読むと、その経緯が詳しく書かれている(ぴあ、二〇一五年)。前半を一言で言うと「女子の文化の方がリッチだ」ということになると思う。ただし、この先生にはそれなりの深い心理的葛藤があって、後半はそっちに主題が移るが、トランスジェンダーを「性同一性障害」という「病気」にしてしまうことには反対している。この本によるとマツコデラックスの番組にも出ているそうなので、もう怖いものなしである。おそらくこういう人がほんとうの「新人類」(死語だが)なのだと思う。
 
●女子経済学の誕生?
 これはハテナである。経済学部なので、とりあえず経済学としたまでの話である。けれども、このガーリーテイストな文化は、かなりジャパネスクなところがあると同時に、地球的な広がりも持っている。ただ日本においてのみ先に開花しただけであって、他の地域でそうならないのは女子たちが厳しい抑圧状況に置かれ続けているからにすぎない。真っ黒なブルカやニカブの裏地はガーリーに彩られているはずなのだ。日本発のガーリーカルチャーには、そういう裏地を表にする潜在力があると思う。このさい私たちは、美意識こそ人間の文化生活において大きな力を持つことを認識する必要がある。たんに経済力だけが消費を生むのではないのだ。そして、そういう文化を人びとが求めること自体が平和を維持する力のひとつになると思ってみたりする。
 というわけで、われらが『女子経済学入門』の「ガーリー総論」としよう。今回は日程的にとてもタイトである。説明は一回だけ。冬休みにその課題をこなして休み明けにメール添付で提出してもらって、年明け最初の授業で校正して、その次の最終回で新書として配布するという荒技である。この文章が「いまさら感」があるのも、こういう類いのことを初めて考える大学一年生たちのためのヒントになるように即興的に書いた導入的文章だからである。正解のない文化的世界への招待状とならんことを願う。(二〇一六年一月二日の書き初め)

Devoted to linking.

By | 1月 2, 2016
私の2015年のモットーは「偶有性の海に飛び込め!」(茂木健一郎)であった。もともと自分の物語にぼんやりと存在してきたもの(ときどき噴火する)を言い当てられたような気がしたのだ。じゃあ、ちゃんと意識してそれでやってみようと決意して1年間やってみた。意識してやってみると次のような細則が得られた。
1 物事をデフォルトから考え直すこと
2 未知の領域にも飛び込んでみること
3 自分の立場を固定しないこと(主義者にならない)
4 表面的な矛盾を回避しないこと
5 せっかくのご縁や支援を受け止めること
6 拙速であってもいいから応答すること
7 世間が決めたジャンル設定に従わないこと
8 捨て石も辞さないこと・あえてたたき台になること
こんなことをネットに何度も書いたように思う。これは誰かに向けた説教なんかではなく、自分に言い聞かせてきた細則である。
そのおかげで新しく学んだことは数多い。同時に、過去に学んできたことが呼び覚まされたように蘇っては次々にリンクしていくことが驚異であった。そうした知識のネットワークを可視化するためにメモやノート(Evernote)やブログやSNSに書き残すとともに、本の形をしているものであれば、なるべく本を買うようにしてきた。それなら物として目の前にあるから忘れない。そのせいで2015年は支出における本代係数が抜群に高くなった。科研で出した研究計劃を落選しているにもかかわらず実行しているせいとも言える。私費では手が出ない本も(ここ5年ぐらいやっていることだが)大学図書館に指定して入れてもらうようにしてしてきた。うちの大学にはもともと社会理論系があまりなかったのだが、英語圏の基本書を中心に相当数入れてもらった。専門のエンサイクロペディアとアンソロジーとリプリントセットが中心である。先端知である必要はないし、各専門分野の第一人者のフィルターを経たものに限定するとムダがないからである。
最後残ったのは理論的なスタートラインをどこに設定するかということである。これは意識的に設定するのであって、真理かどうかは問題ではない。「ひとつの真理が存在する」というのも、ひとつの仮説に過ぎない。それはあえて設定するものであって、決意とか信仰に近いものだと思う。自覚していれば、それでいいのだ。ここで「主義者」になればよい。
2016年初頭にあたって、スタートラインを設定しよう。「社会に外部は存在しない」これである。デュルケムが百年前に主張したこの命題を受け容れられる人はきわめて少数であろう。社会学者でさえ、真顔でこの命題を公的に肯定できる人は少ないと思う。そういう命題だということは十分承知しているが、ここから始めてみて、どこまで行けるかを試してみることにした。今年の研究テーマは、その方法論的議論をしてみることにする。すでに出版計劃は用意してもらっているので、なんとかまとめるところまで行きたい。それはおそらく「つなぐ仕事」になるだろう。「つなぐ仕事」の(いまさらながらの)発見も昨年一昨年に高校生向けにまとめた成果であった(たとえば「大学入門」)。というわけで、2016年のモットーはこれだ。
Devoted to linking.

Pinterestのプライバシーポリシー改訂

By | 12月 28, 2015

人気絶頂のPinterestがプライバシーポリシーを改訂した。

プライバシーポリシー

ちなみに私のPinterestはこれ。

https://www.pinterest.com/sociorium/

  

月100円でhttpsとは

By | 12月 26, 2015

グーグルのランクでhttpsの方が上位に来るというニュースがあった。まあ、それはみんなわかっていたのだが、SSLは高くつく。大きな組織であればなんと言うことはない金額だが、個人では高い。そんなにたいしたコンテンツでもないし、信頼性と言ってもなあ、というところ。ところがGMOが月100円でそれをするという。共用サーバーだから、丸ごとかけるのかなあ。試す価値ありと思って、さっそくソキウスに適用してみた。どうだろ。

ソキウス https://www.socius.jp

 

Instagramも2段階認証に

By | 12月 24, 2015

いつの間にかInstagramも2段階認証になっていた。それでよい。

OSXサーバー再び

By | 12月 11, 2015

screen800x500

時間がない。そろそろ決断しなければならない。ほぼ情報は出そろった。最後の確認をしたところ。「おや、OSXサーバーアプリがなくなっているのか」と思ったが、いやいや、ちゃんとあったぞ。前のヴァージョンだが、前の母艦マシンにインストールして試してある。今は5になっていた。費用は2400円。前にも書いたが夢のようだ。

http://www.apple.com/jp/osx/server/

いつものことだが、アップルの説明を読んでいるといいことづくめなんだが、使いこなせるかどうかこそがじつは大問題。情報はネットで取るしかない世界なので、分厚いマニュアル本を一気読みしてアウトラインをつかむという私の得意技が使えないのだ。こつこつと情報を仕込むというのができない性分。

わりと反応いいぞ。

By | 12月 11, 2015

  

古いKindleと来たばかりのFIRE

By | 12月 11, 2015

これはこれで使えると思う。 

 

Mac miniで一挙解決ということはないか?

By | 12月 10, 2015

まったく異なるアプローチとしてMac miniも考えている。これなら5万で済む。これを研究室なり教室において、なんとかならんかと考えている。Wi-Fiルータも兼ねているようだし。それはそれで2つも持っているが。これは考え中。

まだアナログRGBしかない場所が多すぎる。

By | 12月 10, 2015

問題はプロジェクターとの接続である。iPhoneは新しいものでも接続ケーブルがある。なるべくHDMIを使うようにしている。これなら音も出る。問題はウインドウズ10搭載の新モデルの場合で、まだまだ残存しているアナログRGBとの接続が問題になる。新しいノートブックは、こんなのついていない。

完璧なスペックはこれだ。これはHPのものから。

インターフェイス : アナログRGB ミニD-sub15ピン×1、
HDMI 出力端子※12×1、USB3.0×1、USB2.0×2、
ネットワークポート(RJ45)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

しかし、これだけの装備となると、こうなる。
サイズ (幅x奥行きx高さ) : 約 345 x 241 x 23.9 mm
質量 : 約1.94kg

こんな重いパソコンなんか持ち歩きたくない。私はできればスマホでプレゼンしたい派なのだ。スマホならWi-Fiのないところでもクラウドを使える。

業務上Windows10を試してみたいのだ。できればそれでアナログRPG問題を解消したい。研究費の残りは5万円。自分が使うだけでなく、学生たちが案外古いスペックのものを持参する時代になったので、それにも対応したい。ケーブルはたくさん買ったが、それでも対応できないことがあるんだよね。

スマホでクラウドを活用しよう。国学院大学経済学部「情報システムの基礎」受講者へのアドバイス

By | 12月 7, 2015
「情報システムの基礎」(学部共通科目・1年生以上)を受講の皆さんへ。そして国学院大学のすべての学生・教員の皆さんへ。12月3日(木)と9日(水)の授業から動向編に入ります。この10年間の動向の総論をしたのちに、いったんアドバイスモードにします。みなさんに学生時代の早いうちから始めてほしい「スマホでできる知的生活アプリ」を紹介します。たいていは無料で済むサービスです。App StoreかGoogle Playでインストールして下さい。
まず最初にWi-Fi設定をしておきましょう。渋谷キャンパスはWi-Fiが完備されています。このページを参照して下さい。
●知的活動全般用クラウドサービス
Evernote 授業の記録・配付資料・ノート・レポート・ウェブで拾った情報・写真・ファイルなどをすべてクラウド上に蓄積することができます。2段階認証は必須です。まずはここから。
Office365 クラウドサービスのOfficeです。大学として契約してあるのでKEANのアカウントで利用できます。利用方法は先ほどの「学内サービスの利用ガイド」を参照して下さい。めんどうだという人はスマホの検索画面のマイクをオンにして「オフィスさんろくご サインイン」と言えば、たいてい広告の直後にマイクロソフトのサインイン画面が表示されます。サインインすると最初にアウトルックが出るはずです。そのさい左上の隅のドットの集合をタップしてみて下さい。そうするとOffice365の総入口にでます。そこでもう一度サインインするとOfficeが勢揃いします。これはOfficeOnlineシリーズです。すべてブラウザ上でOfficeができます。しかもアウトルックと直結しているので、添付ファイルも即座に見て編集することができます。これは従来のOfficeとデザインは同じであるものの、まったく性質の異なるもので、とても便利です。
Office365アプリ サインインした直後の画面にスマホアプリのダウンロードの案内がでるはずです。全部インストールしておきましょう。パソコンにもインストールできます。在学中は無料です。OneNoteはEvernoteに似た知的活動ツールで、こちらでもかなりなことができます。ほったらかしにしないで試してみましょう。とりわけPowerPointは使えます。スマホでプレゼンができます。大事なのはプレゼンをする場所に応じた接続ケーブル端子を用意しておくことです。
OneDrive Office365のファイルは基本的にクラウドのOneDriveに自動保存されます。クラウドに保存すると、どこからでも、どのデバイスからでもアクセスできます。もうUSBメモリは必要ありません。
Google Apps Androidを使用しておられる方はすでに利用されていると思います。iPhoneの人も使うといいでしょう。これはもうフル装備です。Gmailとして登録すると、すべてのサービスが利用できます。これは一生使うものと思って、社会人としても使えるアカウントにしておきましょう。Gmailはとにかくスパムがほとんどないのが使いよいところです。自動的にソーシャルやプロモーションなどを振り分けてくれます。YouTubeのアカウントにもなりますし、Google+も自動的に生成されます。ニュースもこれでアンテナを張っておけば、けっこう役立ちます。グループもかんたんに設定できます。必ず2段階認証にしておきましょう。スマホの番号を登録して設定をしておけば、バスワードを入れたのちにスマホに電話かSMSで6桁の認証番号が来て、それを入れてひとつひとつのデバイスを確定していくものです。
iCloud iPhone使用の人は、初期設定でiCloudというクラウドサービスを利用するようになっています。これもよくできていて、写真や音楽などは、もう全部iCloudに共有するようにしておけば、手元のデバイスがトラブっても、データは残ります。クラウドに保存しておくのは危険だと思うかもしれませんが、暗号化と個別のパスワードで守る方が安全です。
●パスワード管理の仕方
ここでバスワード管理についてアドバイスをしておくと、母音抜き・8文字以上・大文字小文字・記号入りにするのが原則です。一番大事なのは「使い回しをしない」ことです。ひとつのサービスにはひとつの固有のパスワードを設定しましょう。これだと、いざパスワードが破られたときにも1つのサービスの対策だけで済みます。使い回しをしていると、ひとつ破られると複数のサービスの対策もしなければならず、たいてい間に合いません。おぼえなくてもけっこう。ノートに自分だけがわかる形式で書き留めておけばいいのです。これだけさまざまなサービスを利用する時代ですから、こうするか、あるいはキーチェーンなどに覚えさせます。クロームを使うようにすると、クロームにパスワードを覚えさせれば、それほど苦労はありませんし、クローム自体に認証してあるので、自分だけが使用するデバイスであれば、それほどリスキーではありません。
●SNS
LINE 学生はみんなアカウントを持っていますよね。先生たちももつようにしましょう。いまや基礎演習やゼミでは欠かせないツールです。グループを作ってしまえば、トークを中心に写真や動画はもちろんアルバムもノートも共有できます。ワードやパワポのファイルもLINEKeepを使えば共有できます。パソコンからアクセスするとわかりますが、LINEのアカウントは基本的に2段階認証ですから、じつはかなり安全です。ぐんぐんプラットホーム化していますが、世界的にはまだ認識度が低くて、他のサービスとの共有がちょっと不便ではあります。
Twitter 学生は複数のアカウントを使い分けています。ふだんはフォローしていなくても、ハッシュタグやリツイートなどでたいていの(カギなしの)ツイートをたどれるので、積極的に見回るようにすれば、けっこう深追いできるのが利点です。その分、自分がツイートするときは気を遣う必要があります。多少のトラブルがあっても即座かつ誠実に対応するようにすることが大事です。自分を鍛える道場のような場所として活用したいものです。
Facebook 一般学生は実名登録を嫌うので、ここを使うのは意識高い系学生でしょう。しかし、社会人になるまでに、やっておいた方がいいです。実名登録が基本でしたが、最近は通り名やペンネームでもよくなりました。でも、実名でやってこそメリットもあるのです。そのかわり、ここではちゃんと振る舞いましょう。友達限定で始めるのが基本です。プライバシー設定が最も充実していて、しかもかなり積極的に交流を促進するアルゴリズムで動いていますので、ちゃんと発言していれば、いろいろ有益な出会いもあります。その点では、とてもよく考えられています。懐かしい友人も勝手に見つけてくれます。ここで緩くつながっていれば、一生つながっていけるんじゃないでしょうか。
Facebookページ こちらは一般開放される宣伝広報用のFacebookで、この文章もFacebookページで書いています。ですから、ご縁のない人のところにもリーチしているはずです。学生としてはサークルやゼミのページとして活用すればいいんじゃないでしょうか。私も研究中です。おそらく人工知能によるアルゴリズムの強力さにおいて、ここがもっとも生き残るサービスだと思っています。検索エンジンにも登録されます。設定次第です。
Messenger Facebookのメッセージ機能です。独立したアプリもあります。これも暗号化された通信なので、すこぶる安全。たいていのファイルも添付できます。最近は大学以外の仕事で活用することが多いです。うちの大学も全部Facebookにすればいいのにと思います。
Instagram 写真中心のSNSです。フィルターがたくさんあるので、かっこいい写真をアップできますし、他のSNSにもすぐに共有できます。写真中心で、はじめはオシャレな人たちが動員されていたので、全体的にもオシャレ感が満載です。私はこれで写真を共有することが多いです。
Pinterest これは画像を自在に共有するサービスで、たとえばアイドルの写真を見つけると、それにつながって同様の写真が次々にピンできるというものです。私はオシャレなポスターを集めてみたりしています。広告やデザインの研究にはいいです。
●電子書籍
Kindle アマゾンの電子書籍です。日本語ではライトノベルやコミック中心ですが、最近は新書本やビジネス書がぐんぐん増えています。英語圏では大学のテキスト中心にかなりの学術系が出ていて、研究費でKindle本が購入できるといいのですが、交渉がめんどうなので、私はすべて自前です。Kindleのいいところは辞書がついていること。スマホのアプリにもついています。わからない単語があったら、それを長押しすると辞書が呼び出されて吹き出しのように意味が出てきます。辞書なしで英語が読めるということです。これ、けっこう便利です。学生も大学用のテキストや安い専門事典を試してみるといいと思います。用語辞典のようなものだと説明も短いので、パラパラ読みができます。
●電子辞書
Wisdom英和・和英辞典 辞書アプリは知的生活の必須ツールでしょう。私も1ダースぐらいアプリを買ってあります。一番よく使う英和・和英辞典はウィズダムです。これはよくできています。
RandomHouse あのビッグな大辞典がスマホに入るのは驚きです。これは先生用でしょうか。
Collins Cobuilt 英英辞典ではコウビルトがいいと思います。ちゃんと説明してくれるのがうれしい。
●事典
現代用語の基礎知識 本の方は分厚いですが、アプリなら運べます。現代用語なので今の言葉が解説されているのはもちろんですが、意外に伝統的な概念や歴史用語も掲載されているので、手元にあるとたいていのものは出てきます。ウィキペディア日本版より使えるかも。定番です。
Encyclopedia Britannica ブリタニカの最新版。これは年会費$14.99かかりますが、学術的な事柄はたいてい網羅しています。次々にリンクをたどっていくと時間を忘れます。有料アプリで「ブリタニカ・ジャパン」もあります。こちらは日本語。
●CMS(ブログ作成公開)
はてなブログ これが無料としては最も出来がいいプログサービスです。無料で3つのサイトが作れます。共有もかんたん。「はてな」には「ブックマーク!」というサービスもあり、アプリも独立していますが、ウェブニュースを読んで印を付けたいときに便利です。共有も自由自在にできます。自分ネタ以外にも発信したいときは(ぜひそうなってください)ニュースにコメントを付けるところから始めるといいと思いますが、それがかんたんにできます。発信することは重要です。自分でトレーニングして、友人たちと競い合うようにレッスンしておきましょう。多少の耐性もつけなければ。
WordPress 現在のサイト構築の基本ツールです。レンタルサーバーを借りてWordPressをインストールするというのが定番です。無料サービスとしてはWordPress.comがあります。ここで自分の得意分野のブログをしてみるといいでしょう。私は20世紀のサイト以外は全部、WordPressかはてなに統一しました。分野別にしているので1ダースぐらいあります。
●定額音楽配信サービス
LINEMusic これは学生にはおなじみ。けれども私は聴ける曲がありません。
iTunes 所有しているCD中心に定額で何でも聴けます。
GooglePlayMusic 定額で何でも聴けます。
Amason Prime Music プライム会員になっていると、自分がアマゾンで購入したCDとその周辺が実質無料になります。無料で聴ける曲・アルバムは人によってちがうようです。ここでも人工知能的なアルゴリズムが動いています。
NaxosMusicLibrary クラシック専門の定額配信サービス。図書館で契約している大学や学校も多いようです。ナクソスが中心になってクラシックのマイナーレーベルが総結集しています。クラシックおたく(メジャー好きのマニアではなく)向け。私は、これで大量にCDを処分することにしました。Facebookで分野別にもらってくれる人を探して差し上げました。
●緊急時のニュース
Ustream 3.11のときにも活躍した同時中継サイト。イベント中継にもよく使われます。
radico.jp 民放ラジオがネットで聴けるサービス。
らじる★らじる NHKラジオ。
●翻訳
Google翻訳 英語に訳してくれるだけではありません。たいていの言語に翻訳してくれます。自動翻訳こそ人工知能の腕の見せ所です。コツは、文を短く区切って、少しずつ訳すことでしょうか。単文を積み上げていって、少しずつ意思を伝えるツールです。
●本を買う
Amazon とにかくこれで探すことです。古い本ならマーケットプレイスで安く買えます。学術的でない何か(ポケモンの歴史とか渋谷系とか)を調べるときは、まずここでどんな本があるかを見て、何冊か中古本を買うというのが、私のやり方です。
日本の古本屋 ここは文字通り日本中の古本屋が結集しています。ちゃんとした学術書はここで探します。クレジット決済できます。
ヤフオク! ここは本探しにも役立ちます。とくに雑誌のバックナンバーのセット探しなどは、ここしかないんじゃないでしょうか。メディア研究で何か特定できる雑誌があったなら、ここでバックナンバーのまとめ買いをするのが第一歩です。どんなストリート雑誌でも地方の片隅で教科書のように読まれていたりします。家が広いから保管されていたりするんです。でも結婚などで志向性ががらっと変わるものなので、でもぞんざいに捨てるわけにも行かず、わかる人に引き継ぎたいということでしょうか。
というわけで、スマホアプリを中心に案内してきました。物怖じせず、どんどん使ってみて下さい。

パケット代金80万円か

By | 11月 29, 2015

ソフトバンクの請求書が来た。いつも通りの1万円超。よく見ると、パケット代金が80万円である。定額のパケットし放題にしているので、この80万円はそっくり差し引かれるのだが、このあたりが怖いねえ。通信量は1.92ギガだった。だいたい、このくらいなんだな。自分は月に2ギガ使うと覚えておこう。

リブラリア再開

By | 11月 16, 2015

ここ数日、一連のブログ移転をおこなっています。で、ようやくリブラリアに到達しました。ドメイン移転などがあって、すぐには手が付けられなかったんです。とりあえず現状復帰。

思えば、こんなに本をメガ読みしているのは人生初めてかもしれない。もちろん本はずっと読み続けてきましたが、新書やネット関連の本が中心で、範囲が授業関連に限定されていたところがありました。

いろいろ思うところがあって、大決断して引っ越しして、書斎を広くして、1年かけて病気を治して、調子が戻ってきて、大急ぎで「失われた10年」を奪還しようとしているところです。

そもそも私のミッションは独創的な研究をすることにはなく、最初から「知識をつなぐ」ことにある。だから、たえず知識の点検が必要なのです。1日1冊を目標に読んでいますが、それでも読みたい本がどんどん出てきて、積ん読状態になっています。社会学や情報学や文化論の枠を外したので、ずんずん広がります。せめて記録を残していこうとして、あちこちに書いているというわけです。さて、これからどうなりますか。未知の領域にブレイクスルー!