野村ゼミ用エントリーシートの書き方

By | 5月 13, 2017

野村ゼミは面接をしません。ずっとそうしてきました。そのかわり長めのエントリーシートを書いてもらっています。課題は毎年変わります。今回はゼミの看板テーマも替えたので課題も大きく変えました。なので先輩たちもアドバイスができないので私の方でヒントを書いておきます。

課題
エントリーシート(資料室に提出)
1 表紙 氏名(よみがなも)と連絡先(すぐに対応できるアドレスか SNS アカウント)。
野村ゼミ希望と明記。

【解説】表紙をつけて下さい。当然ですね。重要なのは連絡先です。メールでもいいですしSNSアカウントでもいいです。ふだん学生との連絡はLINEでやっているので私自身は慣れています。希望者が多いと選抜になりますが、2次選考終了後すぐに連絡体制をつくります。とりあえずはLINEグループでしょうね。
2 自己紹介とこれまでの大学生活(盛る必要はありません)。

【解説】たくさん書いて下さい。私が知らないだろうことは具体的に固有名詞で説明して下さい。この書類を公開することはありません。ゼミ内でもしません。「これまでの大学生活」については、べつに模範的な大学生活である必要もないので、具体的に説明して下さい。説明してもらわないと理解できませんから。盛る必要はありません。これからの2年半が人生の分岐点だと認識しています。
3 卒業までの自分の目標(盛ってもかまいません)。

【解説】「なりたい自分」というものがあれば書いて下さい。逆に「なりたくない自分」を書くのもありでしょう。「このまま行くと、こんな感じで卒業か」ということから、「いやいや、そうではなくて、こうなりたい」という理想像を書いて下さい。考えてこなかった人は、このさい考えてみて下さい。たんに職業だけではなく、企業の中で(あるいは地域の中で)どんな人間として生きていきたいかを考えて下さい。なので盛ってもかまいません。
4「これから自分が学ぶべきことは何か」について「私のリスタート」というタイトルで書いて下さい。

【解説】上に書いた2番と3番のあいだには距離があるでしょう。それは当然です。なので、その距離を少しでも縮めること、それを考えるのが、とても重要です。野村ゼミとしては、それに貢献したい。これは人によって事情が異なります。想定できるあるあるジャンル(能力)を挙げてみましょう。思いつき順。
英語力、交渉力、コミュ力、文章力、調査能力、テータ読解力、計算力、敏感さ、心のタフネス、協調力、ネットワーキング力、都市的感性、おたく力、想像力、創造力、読書力、雑談力、質問力、ヘルプ力、サポート力、リーダーシップ、フォローワーシップ、シティズンシップ、ボランティア精神、教養(歴史、科学、古典、哲学、地理など)、第2外国語力、コスメ力、女子力、筋力。いっぱいありそうね。
たとえば3番で広告代理店と書いた人だと、これから何を勉強しないといけないでしょうか。旅行代理店だとどうでしょう。新聞社だとどうでしょう。銀行だとどうでしょう。「チームでバリバリ仕事をしたい」という場合はどうでしょう。
野村ゼミのエントリーシートだからってことは考えないで、自分の2年半後を思い描いて、今の自分にどんなスペックが必要かを考え下さい。もちろん野村ゼミですべてがかなうということはありません。しかし、「これから自分が学ぶべきことは何か」をちゃんと具体的に説明できる人にはお役に立てると思います。テーマはトランスメディア論ですが、メガ読書とメディア制作を同時に行うことで、アカデミックスキルとビジネススキルの中間あたりをトレーニングする予定です。

5  2年次は土曜3時限目です。その前後にも作業をすることがありますし、3年次も土曜日の可能性があります。また、夏休みと春休みにもゼミをやります。大丈夫ですか。事情があれば書いて下さい。原則的に特別扱いは認めませんが、事前相談は受け付けます(メールか SNS か 815 研究室へ)。

昨年度ゼミを募集しなかったことで、野村ゼミを当てにして本学に入ったというアート志向の人が退学してしまったのがショックで、今年度はムリをお願いしてゼミ募集をすることにしました。私は今年度は国内派遣研究員として研究専念義務があり、大阪大学招へい教員(教授)として大阪に何回か行くことになっています。論文も本も書きます。ですが、出張以外は週に何回か大学の研究室に通う形なので普段と変わりません。ゼミはできるので当初の予定を変更してもらってゼミを設定してもらったのです。ムリムリだったので「土曜日なら時間割に入れられる」とのことで、土曜日にゼミをすることになりました。おそらく3年次も土曜になると思います。
土曜日のゼミは敬遠されるのですが、私もゼミ生も「土曜日はゼミの日」と決めてやれば、いろんな可能性もあるのです。それは募集要項に「土曜日にゼミをする5つのメリット」として書いておきました。
これは決意しだいでしょう。土曜日の誘惑はみんなありますから。ここはその決意を確認しています。
あれこれ事情があるという人は、他のゼミでがんばってくださればいいのです。

・A4であれば形式も文体も分量も自由。A4プリントの範囲内でセルフプロデュースしてください。手書きでも長くてもかまいません。私を主語にしてすべて自分の言葉(あるいは自分の撮影した写真)で書いて下さい。

A4であれば何枚でもかまいません。上限なしです。私は学生自身が書いたものを読むのは苦痛ではなく、むしろ楽しみです。例年、先輩たちは「1万字書け」とブースで教えてきましたが、今回はテーマが全然ちがうので、こだわる必要はありません。しかし、上限なしと言われたらA4で10枚は書くような人が好きです。過去最高はA4で43枚という強者もおりました。「ですます調」で私に長い手紙を書くようなつもりで書くと、自分のことだから語るべきことはたくさんあるはずです。歴代の先輩たちはそうでした。写真とかイラストとかとりまぜてもかまいません。私はかなりヘヴィな読書家なので、どんなジャンルでもコピペした文章はわかります。印象が悪くなるので、そういうときは出典を示して引用すれば済む話です。ネットの場合は、引用したページのURLとそのサイトの名称と著者を書いておいて下さい。まあ、めんどうだと思ったら自分が書ける範囲で書けばいいだけです。

以上、野村ゼミ用エントリーシートの書き方について解説しておきました。希望者はこれを参照して下さい。野村ゼミへの志望理由ではなく自分の大学生活をリフレクション(振り返り)をしてもらう文章なので、途中で「野村ゼミじゃないな」という判断もありえます。それでいいのです。立ち止まって別の選択肢がないか考え直しましょう。選択肢はたくさんあります。

経済学部資料室
【5/24(水)正午~5/30(火)12:50】

応募自体はケースマでおこないます。エントリーシートはこの期間に資料室に提出して下さい。間に合わないからとかプリンターが故障したとかの理由で私の方にファイルを送っても「受理」にはなりません。資料室でチェックされるからです。少なくとも締切日の前日までに提出することをオススメします。グッドラック!

○ゼミ説明会での感触から

ゼミ説明会では多くの人にゼミブースに立ち寄っていただきました。「土曜日はゼミの日」キャンペーン用に用意した三つ折りパンフレット80部もすべて持って行っていただきました。最後の方にはお渡しできなかったので20部ほど追加発注しておきました。情報はすべてウェブ上に出ているものですので、なくても困ることはありません。

みなさん、倍率を気にされるのですが、去年募集していないこともあり、まして土曜日ゼミを受けてもらえるのかわからないということもあり、まして今回は人気の宮下ゼミが募集しないこともあって、みなさんの動向がさっぱり読めません。どうなんでしょ。

私の気持ちとしては15人ぐらいが適切だろうと考えていますが、学びたい人の学びの機会を開くべきだというポリシーを持っていますので、希望者にはなるべくチャンスと居場所を提供したい。となると、最大25人でしょう。今の4年ゼミが25人ですし、基礎演習クラスも25人ですので、一応そこまでは想定内です。アクティブラーニングでやればできます。その代わり、高度なチームプレイが必要になります。自発性、能動性、応答性といった能力をゼミ生全員で育んでいきましょう。